有峰俳句の会の記録 有峰森林文化村新聞まとめ
有峰森林文化村新聞http://www.arimine.net/annai/newpaper.htmは、有峰森林文化村が発行しているニュースペーパーですが、開業も読みにくいし、索引も分かりづらかったり、続けて読みにくいという欠点があるので、少し纏めてみています。
今回は、有峰俳句の会(http://yadamake.blog.jp/archives/11865298.html)の感想をまとめてみます。
有峰俳句の会で出た俳句は「ありみネット」の有峰俳壇(http://www.arimine.net/sakul/haiku/haikutop.htm)にまとまっていますよ。
森の案内人通信 ~「第17回有峰俳句の会」の開催を終えて~平野 康美
10月8日、9日の日程で、参加者10名と講師に富山県俳句連盟会長の中坪達哉氏をお迎えして「第17回有峰俳句の会」を開催しました。
今年は6月の開催予定日が豪雨のため中止となり、急きょ秋の開催を決め、紅葉の美しい小口川線から上がるルートを選びました。
ところが当日は雨模様で霧が濃く、車窓からの景色はあまり見えない状況でした。祐延湖などを眺めながら11:30冷タ谷キャンプ場に到着、始まりの会ではスケジュールの変更などを説明して昼食としました。参加者の皆さんは中坪先生を中心に、和気あいあいとした中で昼食を終えられ、1日目の目的地である東西半島に向かいました。
今年の東西半島はクマ棚があちらこちらに見られ、クマの排泄物も数多くあります。散策道ではクマ棚が出来る訳や植物の名前の由来などを話しながら歩きました。参加者の皆さんは、初めて見るクマ棚に大変興味をもたれた様子でした。残念ながら展望台の所では薬師岳が見えませんでしたが、皆さん真剣に句を詠んでおられました。
その後ビジターセンターに戻り、各々今日の句を5句詠んで短冊に書いていただきました。
夜の句会は19:30分から有峰ハウスで行い、全句の中から各自が良いと思う5句を選び、その中からベスト1を発表する形式でした。1日目は秋時雨の有峰の美しさとクマ棚を詠んだ句が多くありました。その後、中坪先生に各句の評価や添削をしていただき、21:00に1日目の句会を終えました。
二日目の朝は天気も良く、バスの車窓から紅葉を見みながら折立に向かいました。折立でバスを降り十三重の塔に向かい、昭和38年1月2日当時の山岳事故の様子を説明し、次は遊歩道を真川に向かって歩きました。河原では石に腰かけながら思い思いの時間を過ごし、充分に秋の有峰を楽しんでおられました。岩陰にはダイモンジ草も群生しており、皆さんの目を楽しませてくれました。
その後、ビジターセンターに戻り、再び今日の5句を詠み、アンケートや村民活動記録簿に記入。昼食後、ビジターセンターで2日目の句会を開きました。2日目も各自5句を選び発表する形で、和やかな雰囲気のなかで行われました。
最後に先生から総評価をいただき、2日目の句会を終え15:00バスで有峰を後にされました。
先生に添削をして頂くなどの貴重な体験ができ、心身ともに充実した2日間でした。
「平成27年度の活動をふりかえって」~第13回有峰俳句の会~
今回13回目を迎えた「有峰俳句の会」は過去2番目に参加人数が多い21名となり講師に中坪達哉氏をお迎えし、計22名の方が吟行を楽しまれました。
中坪先生との事前打ち合わせに基づき、7回の現場下見の結果、今回は東谷出合をメインの吟行場所としました。又前日の下見により宝来島への渡渉が可能な事を確認し、当日中坪先生へ話をしたところ、是非行きたいとの事。急遽予定を変更して、東谷の後宝来島へ行くこととなりました。
第1日目は前日の雨模様から晴天となり、予定通り10時過ぎからビジターセンターでオリエンテーション、その後東谷出合へ向け出発。東谷出合では近年にない少ない水量の為、湖底に沈んでいた枯れ木が、彼方此方見られ、多くの方が句作の題材とされました。その後一旦バスへ戻り宝来島へ行く前に、バスの中とその周辺で昼食。宝来島へは8名の方が渡渉をし、他の方は途中まで、又一部の足の不自由な方はバス付近の散策となりました。8名の渡渉の先頭は、中坪先生、大いに喜ばれた様子でした。
その後、冷タ谷遊歩道を南口から北口へ歩く予定でしたが、皆さんから宝来島へ行き疲れたので、冷タ谷はパスしたいとの意見が多く出た為、冷タ谷遊歩道はパスし、冷タ谷キャンプ場で、のんびりする事となりました。ギター演奏有り、オカリナ演奏有り、皆さんでの合唱有りと楽しい時間となりました。その後有峰ハウスへ戻り、食事の後1日目の句会。110句の投稿が有り、予定時間を30分超過しての句会となりました。
第2日目は早朝の散策から始まり、霧がかかる有峰湖をはじめ、猪根平の散策を楽しんで頂きました。朝食の後折立へ出発。今年は折立から登山道を薬師に向けて、登ってみたいとの、要望で片道30分程度の山登りと成りました。途中多くの登山客と、すれ違い改めてこのコースの人気度を皆さんで確認。その後予定通りの時間で有峰ハウスへ戻り、昼食の後2日目の句会、114句の投稿が有り、中身の濃い句会となりました。
今年の句会は例年無い多くの参加者が有り、又滅多に見れない、有峰湖の風景も有り参加者の皆さんに、喜んで頂けた句会になったものと思います。
①(27日10:15)始まりの会
②中坪主宰挨拶
③(27日11:10)東谷湖畔散策
④東谷湖畔散策
④東谷湖畔散策
⑤ヌマトラノオ大群落
⑥東谷湖畔で句作
⑦(27日13:30)吉事山(宝来山)
⑧吉事山(宝来山)渡渉
⑨(27日14:15)冷タ谷キャンプ場
⑩(27日19:30)句会1日目でのコンサート
⑪句会1日目
⑫(28日6:30)早朝散歩
⑬早朝散歩・・・樹木園
⑭(28日9:15)折立散策
⑮折立から薬師岳登山道
⑯(28日13:00)句会二日目
ところで、有峰とは?
さて、
- 有峰林道(ありみねりんどう)
- 有峰森林文化村(ありみねしんりんぶんかむら)
って知っていますか?
富山県の南東部にある、有峰湖はどうですか?
- 黒部ダムよりも湖の体積は大きく富山県1の大きさを誇るダム湖
- 富山市民の水道の水源
- 北陸電力最大の水力発電所
なんていう結構すごい湖です。
そう、そんな有峰湖へ通じる大規模林道とその周囲に広がる公園が有峰です。
歴史は古く、大正8年、水害に悩まされていた富山県が、「災い転じて福と為す」ために始めた常願寺川の開発事業の一つで、紆余曲折があり最終的には戦後北陸電力が世界銀行からお金を借りてまで作り上げた、有峰ダム。
今でも富山県が北陸電力の大株主なのはそういった関係があるからだとかいう話もあったり、この有峰の運営も富山県と北陸電力がお金を出し合って運営しているという、興味深い土地です。
毎年6月1日から11月12日までの間、
- 普通車1900円
- バイクは300円
- 自転車ならば無料
で林道内に入れます。
普通に行っても楽しめますが、お得なイベントも開催されていますので、そういうときに行くのもいいですね。
有峰ハウスの宿泊予約はこちらからがお得です♪
有峰林道の公式情報は
通行止等の情報は
http://www.arimine.net/toll_road.html
幼稚園の頃から夢は「のんびり暮らしたい。」
仙人のような暮らしを夢見て、日々、遊んでいます。
記事を読んでいただきありがとうございました。
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上の写真は猪根山遊歩道のカラマツ
有峰から登れる山は?
有峰の折立と言うところは、黒部川源流の山々への最短ルートの登山口となっています。
その中には日本百名山の薬師岳なども含まれていますよ。
ぜひ来てみてくださいね。
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毎日アルペン号
というバスが、東京から折立まで、夏時期は毎日走ってますよ。
使ってみてくださいね。
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記事を読んでいただきありがとうございました。
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